Novel

 

名無し審神者(一部例外あり)、個性強め。オリジナル設定過多。

 

ショートカット

明さにソハさに長義さに麿さに雲+さに兼さに鶴さににかさに村さに髭さに燭さに松さにぶぜさに膝さにちょもさにうぐさに源氏さにみかさに大さに包さにそねさに歌さにかしゅさに蜂さにとんさにへしさに堀さに三池さにそはちょもさに人魚シリーズことりと!女体化作品髭切ちゃんと愛ある日々女体化本丸分類ナシサイバースペース本丸審神者候補生学校物語

 

明石国行×女審神者

明石国行のゆるい本丸生活

※長編作品。名前やその他設定バリバリの審神者が登場。明+さにであって明石との恋愛はありません。ソハさに:愛は、惜しみなく■■とリンク。

瞑想うどんこたつ布団皿洗い待機時間主馬鹿こたつむり謎メンツエロ本雪うさぎ小姑最近はやりの刀すべり芸ナマ足魅惑のryお風呂とらぶるいざ出陣楽しい宴本音の部分安らぎタイム研修生黄泉平坂★ランデブーピアスホール山中他界開かずの蔵初期刀の憂鬱燭台切光忠の地下帝国大作戦宴会芸紫苑お気に入り髪飾り千子村正という刀百夜通いに足りず大包平という刀掌編詰め合わせ異類婚未遂背中にキスしないと出られない部屋謎の般若湯で審神者が縮む話本丸、乗っ取れず長曽祢虎徹のプレゼント

 

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君を守る(小夜左文字|オフライン初出)

「僕は、あなたの守り刀だから」
 小夜左文字は、審神者が初めて鍛刀した刀。いついかなる時も傍らで支え続けてくれた、かけがえのない存在だった。しかしある時、彼にとある疑惑が浮上し、審神者は猜疑心に苛まれることに。はたして、己の守り刀を信じることができるか? 守り切ることができるか?

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朝顔(秋田藤四郎|秋田君は朝顔を育てています)

 近頃、秋田藤四郎が朝顔を育て始めた。
 随分な熱の入りようで、毎日欠かさず水やりをするだけでなく、朝昼晩と様子を見に行っては、日当たりがどうの肥料がどうのと心を砕いている。その甲斐あってか、秋田の育てた朝顔は大層美しく、見る者の目を存分に楽しませた。……

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交際ゼロ日から結婚する明さに

1234567891011121314|完結+蛇足

死にかけて初めて自分の気持ちに気づいた。私って明石のことめっちゃ好きじゃね? 人間五十年、命短し恋せよ審神者。惚れたオトコは一生愛せ。押せ押せだがいまいち恋愛に疎い審神者と、超草食系男士・明石国行の交際ゼロ日婚物語。

 

なりそこない(めっちゃ暗い)

前提:なんやかやあって審神者は瀕死の重傷を負い、生死の境をさまようことに。最愛の人が緩やかに息絶えるのを待ちながら、明石国行が下した決断とは。

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苦手意識バリバリの明石国行と霊力供給セッしなければならなくなった話

 本丸御殿大広間、通称「桜之間」。
 正月祝いか、特別な祝い事でもない限り滅多に使用されることのないここに、珍しく人影があった。
 最奥上段之間には審神者と近侍が。そうして一之間、二乃間、三之間と隔てられたはるか向こうの襖の前に、……

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祝ってやる 


 主の美点はなにかという質問に対し、明石国行はいくらか答えることができた。

 たとえば明るいとか、責任感が強いとか。通り一遍のような回答ではあるものの、どんなところがどうあってそう感じるなどと、具体的なエピソードも付け加えることが出来る。…… 参考画像

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主はんのようすがだいぶんおかしいんやが、

 審神者と刀剣男士が恋仲になるというのは、ままあることだ。
 実際知人レベルでそういった話を聞くこともあれば、演練でそれらしい雰囲気の組み合わせを見かけることも少なくない。審神者が男であろうが女であろうが、刀剣男士と深い関係になるというのは、特段珍しいことではないのである。……

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ソハヤノツルキ×女審神者

愛は惜しみなく■■

※明さに:ゆるい本丸生活シリーズのネームド審神者は、最終的にソハさにで落ち着く。いつか完結させたいなぁ……(儚い願望)

立春の巻序章一章二章三章四章花の名はいい湯だな
夏至の巻序章一章二章三章四章
秋分の巻
冬至の巻
帳消し(ソハヤノツルキ、妬心を覚えたること)
夏祭り(神嫁になるということは)
遠いむかしのお話(清光は思う)
キスしないと出られない部屋(王道のあれ)
人間じみてきた(変化してゆくということ)
ソハヤさん、×××させて!(R18|たまにはそういうことも)
出られない部屋 with M(R18|完全に悪ふざけ。Mとは三池のことですたい)
ソハさにがイメクラプレイを行うようです(R18|悪ふざけ再び)
ソハさにでキスにまつわる4つのお題(オフラインで販売したやつでした)
願いと望みと忘却(くら~いお話3本立て)
掌編詰め合わせ(あま~いお話4本立て)

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恋する偶像崇拝者

※ソハヤが好きすぎてこじらせた審神者と、本丸の愉快な仲間たち。一応の完結を見た(はず)

万・七一八 1234

背の君 (背中がなぁ……やっぱかっこいいっていうそういう話)

 ここ数日の睡眠時間はトータルで四時間。
 申し訳ないと思いつつ、睡魔に勝つことができなかった。軍議のさなか、皆の声が遠のいて、意識が薄れていき――
「主殿はおねむのようだ」
 という笑い交じりの声を最後に、審神者は意識を保つ努力を放棄した。……

デート (車を運転するソハヤが書きたかった)

 歴史修正主義者には、よほど崇高な志があるのだろう。
 それともよほど追い詰められているのか、あるいは、ただただ戦いたいだけなのか。彼らにはゴールデンウィークも盆休みも正月休みもなく、時間遡行軍との闘いは年中無休だ。
 しかし、人々の霊的素養が低下の一途をたどる昨今において、審神者の確保が難しいことは明々白々の事実。……

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コミュニケーションエラーの弊害

※自分に自信のない審神者が一世一代の勇気を振り絞った結果、ソハヤと●●●の関係に。王道の行き違い.

本編おかわり(R18)

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好きになったら死!

 繰り返すこと、六度。
 これが六度目の人生であることを、審神者は自覚している。前世、前々世、前々々世、前々々々世……と過去世全ての記憶を有しており、そのいずれの生においても審神者であった。……

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Alright well that the end.

 恋とはなんぞや。
 ソハヤが投げかけた問いに、審神者はまず目を丸くして驚きをあらわにした。そうして次には、恋かぁ、と照れくさそうに呟いて頬をゆるめる。
「えぇ~、ソハヤもそういうこと聞くんだね」……

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ン年越しの恋(未完)

「それでは本当に、先に戻ってしまってもよろしいのでしょうか」
 作業を終えてしまったあとの手入部屋に、審神者と近侍だけが残っている。近侍の前田藤四郎の言葉は、先に帰っていいという審神者の言を受けてのものだった。
「いいよいいよー、帰りなー。私はあともう少しだけだらだらして、活力チャージして帰るから……」……

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悪食12

 気の迷いといえば気の迷いのようでもあるし、さんざん悩みに悩みぬいて導き出した苦渋の末の結論であることも、間違いはない。
 パズルのピースがきっちりと組み合ったように、脳内でかちっと音を立てて何かが出来上がった。その瞬間スイッチが入った。決して押してはいけないタイプの禁断のスイッチ。……

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それでも愛さずにはいられなかった

 まぶしいほどの晴天だった。
 空は抜けるように青く、遠くに見える入道雲が夕立のおとずれを予感させる。日差しの強さとむせ返るような暑さに顔をしかめた、真夏の午後のこと。
 この日、審神者は余命宣告を受けた。健康診断での精査勧告と随伴症状を無視しつづけた結果、病魔は着実に彼女の体をむしばんでいき、……

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山姥切長義×女審神者

 

そんな都合のいいものはない

※消極的自殺願望のある審神者と、それをよしとしない山姥切長義

そんな都合のいいものはない(本編)
ままならないバレンタイン(ン年ぶりのバレンタインだったようです)
山姥切長義、思う(彼の本心とは)
ルサンチマンの遠吠え(鍛刀にかける熱い思い)
口内炎(口内炎ができた話)
女装プレイしないと出られない部屋(悪ふざけ)

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catch me,if you wannna.

※失恋、やけ酒、ワンナイトラブ、――そして結婚。忠告はただひとつ:酒は飲んでも飲まれるな。

1234567891011121314151617|完結
好き/キス(好き好き好き、すーきすきすき、すーきすきすき、すーきすきsry)
二者面談(審神者の師匠、めっちゃキャラ濃い)
すべてお見通し(お風呂はいろっ)

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No fate

 これもお務めのうちと、審神者はつつしんでお受けしました。
 思うところはとくにありませんでした。幼いころから、審神者になること、ただそれだけのために育てられてきたものですから、審神者としての責務とまでいわれれば、そもそも断るとか拒むというあたまさえなかったのです。……

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源清麿×女審神者

そんな男らしいとは聞いてませんが(すべてはミュ麿のせい)

 そういった習慣のなかった審神者が喫煙をはじめたことに、大した理由はなかった。
 なんとなく買って、なんとなく吸ってみた。ただそれだけのこと。はじめはひどくむせた。激しくむせながらもなんとか一本吸い切ったのは、そのまま捨てるのはもったいなかったから。……

Crazy for you.(すべてはミュまr)

 甘くて苦い煙草の香りと、脳髄に響く酒精の香り。――喫煙所での一件からふたりが深い仲になるまで、そう長い時間はかからなかった。
 清麿の距離の縮め方は、絶妙だった。性急ではないのに、そのくせ我に返ると、もうこんなところまで来てしまっていたのだと、驚嘆するような。……

toxic(すbry)

 はじめは耐えられないと思った。絶対に死んでしまうとさえ思った。
 しかし慣れというのは恐ろしいもので、回数を重ねるうちに、死んでしまうとか耐えられないという思いは薄れ、最終的には「まあそういうものか」と心穏やかに過ごせるようなった。……

えーくらい(熊本弁で「酔っ払い」のことです)

 もうすぐ寝るか、もうすこしゆっくりするか。夜も更けて、まどろみに片足をつっこみながら自室でぼんやりとしているときだった。廊下から自身を呼ばう声が来客を告げたのは。
『主、僕だよ』
 柔く甘く耳当たりのよいやさしい声は、いとし君の。名乗らなくたって、あるいは声さえかけなくたって分かる。……

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村雲江+女審神者

Doggo(雲と審神者、ここから始まった)

目が合わないな、というのが第一印象だった。
「郷義弘が作刀、名物、村雲江。……」
 一体どこを見るべきかと戸惑うように、頼りなくさまよった唐棣色の視線は、最終的に床の一点に注がれて動かなくなる。――普通、と審神者は思った。……

 

切れ味抜群! 村雲くん(村雲ってこういうとこある)

 村雲江について、思うことがある。
「主が死んだ後に残るものって、なに?」
 ――やっぱりこいつ、私のこと嫌いなんじゃねえのか。
 今日も今日とて、悪びれもなければ純度百パーセント曇りなき眼のもと紡ぎだされた言葉に、審神者は激しく翻弄され言葉を失うのだった。……

 

stayin’ alive(過酷な任務を経験した村雲)

 任務の難易度としては、さほど難しくないという触れ込みであった。
 新人の村雲江が部隊長に抜擢されたのは、そういう背景があったからで、彼は歴戦の猛者たちを引き連れ戦場へ旅立ったのだった。
 しかしながら蓋を開けてみれば、イレギュラーにつぐイレギュラーの連続――決して単純なものではなかった。……

 

Puppy(子犬を預かることになりました)

 とある事情から、里親として子犬を預かることになった。
 引き取ったのは雑種と思しき三匹で、生後一か月ほどの姉弟犬だ。白茶が二匹と黒茶が一匹。秋田犬と柴犬を掛け合わせたような見た目で、毛がふかふかでまん丸としていて愛らしい。特に、小さいながらも太い肢を見るに、将来の体の大きさが想像できた。……

 

可愛いあの子(村雲ってかわいいな~って話)

 目的地の方向から、きゃらきゃらと高らかな笑い声が聞こえる。
 本丸で唯一の女の声は聞き違えようもなく、主のもの以外にありえなかった。楽しげなそれを聞いて、村雲はふと足を止める。出遅れたことを苦く思う反面で――本日は午前中いっぱい事務仕事をしていたから致し方ない――、笑いあっている相手が誰なのかを探ろうと、真剣に耳をそばだてた。……
※↑すべてソハさに:恋する偶像崇拝者と同じ本丸設定


村雲が縮んだ話(タイトル通り)

「主、大変だッ!!」
 けたたましい足音と声を先ぶれとして、執務室に乱入してきたものがある。近侍の獅子王だ。
 ウトウトとしていた審神者はハッと飛び起き、何事かと目を見開いた。
「なっ……なに事?」……

 

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和泉守兼定×女審神者

からだから始まる兼さに

 え、待ってヤバい。
 起き抜けに審神者の唇からひっそりとした声がこぼれ落ちた。生来の低血圧のため寝起きはいつも朦朧としているのに、この時ばかりは彼女もしっかりばっちりと覚醒せざるを得なかった。
 なぜか。それは今現在、審神者がおかれている状況に由来する。……

 

絶対審神者落とすマン

 最初は、「最近よく会うな」くらいのものだった。それが何日も続くと「なにかおかしい」といぶかるようになったし、以前とはまるで違う距離感や接し方に「一体どうした」と困惑するまでになった。たとえばそう――今、このときのように。
「出かけんのか?」……

 

無題

 主の視線の先、ソイツがいることに気づいたきっかけは何だったか。確か酒の席だったと思う。オレは新選組の連中と飲んでて、主は三条のじいさん方に囲まれていた。ふと何気なく、主はどんな塩梅なんだろうと盗み見たら、彼女は全然見当違いの方を向いていて、その視線の先を追ってみたら、ソイツがいたっていう寸法だった。……

 

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鶴丸国永×女審神者

女装趣味の鶴丸さん

※現パロ。世間知らずのお嬢さんとちょっと謎の多い鶴丸さん。~ちょっとアレな源氏兄弟添え~

出会いデートいけないこと生活

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失恋審神者と優しい鶴丸

 大天守から見下ろした山々が、見事な薄紅に染まっている。手すりから身を乗り出して山桜を見つめるのは、この城唯一の女主、審神者だ。
 一、二、三……女のたおやかな指が、よどみなく数字をかぞえていく。五本の指を折ったところで、動きが止まった。黒眼がすうっと上を向き、しばし考え込む。……
(※ソハさに:恋する偶像崇拝者のIfルート)

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タイトル未定

※俺が君で、君が俺で。最後胸糞悪いので絶筆。

123456789101112(未完)

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にっかり青江×女審神者

恋愛初心者/手管(刀にはままならない)

 万屋に着くと、一旦近侍と別れてそれぞれの目的を果たす。目当てのものを手に入れたら、待ち合わせ場所へ――。
 その途中、審神者は見知った気配を探り当てた。自本丸のにっかり青江である。
 オフの日に自分の刀剣男士と、本丸以外の場所で出くわすというのは、なんだか奇妙な感覚だった。……


時に愛は(刀と生きていくって……)

 覚悟が足りなかったのだと言われれば、それまでだろう。
 しかし決して、なんの覚悟もせずに審神者になったわけではなかった。
 歴史が改変されるなんてことは、あってはいけないと。先人たちが命がけで築いてきたこの歴史を守りたいと、それはそれは崇高な志と高潔な思いを胸に秘め、本丸に入城した。……


出せない手紙(そのうちなんてもう、ないこと分かってた)

 初めて出会ったときがどうだったかは、覚えていない。ぼんやりと記憶をたどっていくに、いつの間にか募っていったものと思われる。本丸に入城して初めて目にした雪が、雪見障子のガラスの向こう側で、ゆっくりと降り積もっていったように。……

 

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千子村正+女審神者

千子村正は姫鶴一文字に対抗心を抱いているようです。(可愛いやつめ)

 姫鶴一文字の鍛刀キャンペーン()が始まる、という第一報が入ってきたときは普通だった。
 いつものように、全く興味なさそうに、「誰それ?」とも思わない様子で取り澄ましていたと記憶している。しかし、姫鶴一文字のヴィジュアルが情報として入ってきた段になり、確実におかしくなった。――千子村正のことである。……

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髭切×女審神者

おめでとうございます、あなたの愛は許された。(R18|胸糞)

 私が審神者となることは、生まれる前から決定づけられていたように思う。
 母親が審神者だった。母親の母親……つまり祖母も審神者で、その両親も審神者だったと聞く。でも父親のことは知らない。顔も素性も、何もかも。しかしそれについてどうこう思ったことはなかった。……


結実(not審神者)

 繊細な横顔だった。
 しかしその眼差しには、かくしきれない憎悪と怒りが滲んで、いまにも華奢な器を壊してしまいそうに見える。
 一体どうして、と長義は思った。なにをそんなに怒ることがあるのだろうか。なにをそんなに憎むことがあるのだろうか。……


髭切にいい子いい子ってされたいだけの人生だった(人生に疲れたあなたへ)

 いつ自室にもどってきたのか、それ以前にどうやってここまでやって来たのか、審神者にはとんと覚えがなかった。
 真っ暗な自室の畳の上で、彼女は力尽きて横たわっている。もはや大の字になる元気さえなく、その姿はどう見ても死体のよう。――死にそうだ、と審神者は思った。……


セックスしないと出られない部屋に閉じ込められたが、なかなかセックスが始まらない髭さに(タイトル通り)

 男にしては白く透き通った肌に、長いまつげ。
 薄黄蘗の髪は見た目にも柔らかそうでふんわりしている。端整な顔立ちは、しかし柔和で線が細く優美。
 きれいな顔だ、と著しく語彙に欠ける感想を持った数秒後に、審神者はそれが髭切の顔であると認識した。……


よんふりめのひげきりさん(一口目との間に、なにかがあった)

 怖い。第一印象はそれに尽きた。
 初めて出会ったときから、彼女は髭切という刀剣男士のことが恐ろしくてならなかった。
 理由はわからない。しかし漠然と、しかし断固とした恐怖を感じてならず、自己紹介をするのでさえやっとというほどだった。……


年末年始もお仕事に励む審神者を髭切がひたすらいい子いい子してくれるお話(タイトル通り)

「ああもう、クソ! ホントこの世はクソ!! 何が仕事納めじゃ、仕事納まらんわバカタレがァ!!」
 審神者は荒れていた。分かりやすく荒れていた。
 なぜなら審神者には、世間がゆっくり過ごす年末年始も休みらしい休みがない。時間遡行軍に休みがないように、審神者にも暦通りの休みなどとりようがなかったのである。……


こ・い・し・た・い(残念ながら始まらなかったが)

「恋がしたい」
 疲れた顔で虚空を仰ぎ、半ば呆然としながら呟かれた言の葉。それはまったくもって無意識下で出力されたものだった。審神者の純粋な本音ではあるが、口に出すのは大変不本意、そういった種類のもの。蓄積された疲労が、彼女から自制心というものを奪った結果だった。……

 

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燭台切光忠×女審神者

誰も知らない、なにも知らない(小さな痂疲が大きな事故へ)

 竹林の中に、慎ましやかな閑居がある。
 屋敷の周囲には竹垣がめぐらされ、外界との交流一切を遮断するかのよう。中の様子を窺い知ることもできぬ。また、竹垣で隔てられた屋敷からは、ひとつの生活音も人の気配さえもしなかった。
 果たして誰か住んでいようか――。……

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松井江×女審神者

刀剣男士に人間的な倫理観を期待するほうが間違っている

※R18。霊力供給セッしなければならなくなった松井とのアレコレ。大分松井くんがとがっとる

本編

 私はこれまで犯してきた罪――部屋に現れた虫を気持ち悪いという理由で殺したこと、自分の有利になるよう嘘をついたこと、道行くカップルが妬ましくて内心で悪態をついたこと、共用トイレのトイレットペーパーが切れたのに急いでいたから新しいものを補充しなかったこと、午前五時くらいまで飲み歩いたこと、数え上げるときりがない――を懺悔した。


過ぎたるは猶及ばざるが如し(R18|まつさにぶぜ)

 近頃やりすぎではないかと思う。松井とのナニである。
 霊力保持のために必要不可欠とは言え、やりすぎるほどにはしなくてもいいのだが、もはや夜になると「するよね」みたいな半強制的な雰囲気があり、流されてしまう自分がいる。……

 

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豊前江×女審神者

初戀

前編後編(※玉の緒よ絶えなば~、由良の戸を~から改題)

審神者として誠実に真摯にひたむきに生きてきた審神者が、生まれて初めて恋をした。しかしその真面目さと奥手さが災いして、どうしても一歩が踏み出せず、結果的にその思いを封じ込める決断を下す。意に反して日ごとに強くなる恋心。審神者の葛藤と苦しい胸の内を知るのは、自室を守る厳めしい鎧兜。


暖房なんていらねえぜ!(いちゃいちゃしてろ)

「さっみい……」
 呟いた声が嫌に大きく響いたのは、執務室が冷え切っているせいか。
 吐く息が白い。露出した手がかじかむ。審神者はようやっとパソコンのキーボードをたたいていた。……


キスされると思った?(残念ちがうよ!)

「ん゛んッ!」
 哺乳類を押しつぶしたようなうめき声は、審神者が発したものだった。
「どしたー?」
 うめき声と、審神者がついてきていないことに気づいた豊前がそっと後ろを振り返り、数歩の距離を埋める。……


可愛い(現パロ)

 先に携帯をいじり始めたのは私の方だったと記憶している。
 くそほどくだらないまとめサイトの記事(ドロドロの家庭問題系)を読み漁っていたら、豊前もそれに倣うように携帯をいじり始めたという。
 致し方のない流れ、今更私に「携帯なんぞいいから構ってよ」なんて口が裂けても言えない展開なのである。……


構って(現パロ)

 私にひたすら携帯をいじっていたい時があるのと同様、豊前にもそんな時があるのだと思う。自分もそうだから相手もそう。お互い様。武士は相身互い。武士でもなんでもないけど。
 そう思ってひたすら我慢して二十分。そう、たったの二十分だ! 私の我慢はその程度しか持たないらしい。構ってほしい。……


すぐにわかるよ(現パロ)

 21:04。携帯のロックを解除してSNSの画面を開く。すぐさま通話ボタンを押しそうになって、すんででやめて文章を入力し始める。
『今なにしてる?』
 すぐさま電源ボタンを軽く押し、ケースの蓋を閉じる。――既読がいつまでもつかないとか、既読がついてもすぐに返事が返ってこないとか。……


病人は糞して寝ろ(現パロ)

 職場で熱が出た。朝から激しく体調が悪くてミスが多く、昼は食欲がなくて食事ものどを通らなかった。昼過ぎからは頭がぼんやりしてきて、ポンコツですいません熱あるかもです、などと自己申告してから熱を測ってみると、案の定38.5℃。一発アウトで職場から追い出されて帰宅。……

 

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膝丸×女審神者

 

刀剣男士は恋をしない。(R18|無理矢理はいけませんねぇ)

 可もなく不可もないと思っていた我が審神者ライフ。これにうすぼんやりとした不安を投下した存在が、膝丸という刀剣男士だった。
 膝丸は実によく働いてくれる。
 遅れて本丸入りした刀剣ながら、いつの間にか練度は他に追いついていたし、武働きだけでなく内向きの仕事でもさらっとこなしてくれたものだ。……


ふたりのひめゴト(↑の続き)

 遠征帰りの膝丸が真っ先に向かうのは、執務室であった。
 本当なら旅の埃を落とし身綺麗にしてから向かいたい気持ちもあるが、一分一秒でも早く愛しい人に会いたい——そんな思いの方が勝った。たった一日程度の別離とはいえ、会えぬ時間とはもどかしく尚更愛しさを募らせたものだった。……

破滅的に察しの悪い審神者の話(察しが悪くて助かった)

「主殿、幸せとは一体なんでしょう? 私は思うのです。幸せ、それは兄弟が共にあることではないかと——」
 黄金色の瞳は優しく慈悲深く、そうして吐息交じりの声音もただただ優しい。どこからどう見ても貴公子然とした容姿の一期一振は、高貴ともいえるような笑みを向けて審神者に言うのだった。……

inferno(R18|ゆるい本丸~と同本丸のifルート|複数エンディングあり)

本丸一優等生の膝丸と、本丸一劣等生の髭切。仲の良い兄弟の成長を審神者は温かく見守っていた。しかし何気ない一言が膝丸の心に小さな黒点を形成し、徐々に広がったそれは、救いがたいほどの闇となって彼を飲み込む。刀と、審神者と、愛と憎。待ち受けるのはただひとつ、地獄――。
前日譚・・・

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山鳥毛×女審神者

 

たのしいおにごっこ(お頭とたのしく鬼ごっこする話)

 刀剣男士を相手に鬼ごっこなど、正気の沙汰ではない。理由は単純明快で、追いかけようが逃げようが、どちらにせよ人間の審神者に勝ち目はないからだ。
 鬼ごっこも、かくれんぼも、陣取りも、缶蹴りも――あらゆる子どもの遊びは、審神者と刀剣男士とでは興じることができない。しかし彼女に不満はなかった。……

かごのとり(R18|篭絡するわるいおかしら)

 失恋をしたこと、それ自体は大した問題ではなかった。
 たとえそれが、一世一代の片恋であったとしても。身も心もすべて奉げる勢いで、敬虔なまでの思いを注いだ初恋であったとしても。玉砕したことにより著しく体調を崩し、数日間はまともに仕事もこなせぬほどの消耗を見せたとしても。……

おこってない(R18|TLをめざした)

 その日は非番であり、午前中いっぱいは寝て過ごした。普段はどうにか定刻に起床できているが、日頃の激務と疲労の蓄積により、休みともなれば昼過ぎても眠っていることもあった。
 そんな自堕落な審神者の目覚めは、山鳥毛の美しいかんばせとともに。……

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鶯丸×女審神者

 

リライト(けしてぇええええええ)

 心地よい風が吹き抜ける――。
 うっすらと開いた瞼の端に、白い何かがチラついた。瞬きを繰り返してクリアになった視界、ちらちら動いていたのは白いレースカーテンと知れる。それは向かって左側の窓から、風に煽られゆらゆらと揺れていた。
 身じろぎしながら少女は思う。左側に窓なんてあったかしら、と。……


永遠という場所(神隠し)

 目が覚めたら、傍らに鶯丸がいた。
 あり得ないにもほどがあることだったので、寝起きのさえない頭が一気に覚醒する。
 何か変事でさえあろうかと跳ね起きると、鶯丸は意外と言わんばかりに目を丸くした。……

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源氏兄弟×女審神者

 

恋人ごっこ(メリーバッドエンド)

 ―どの本丸でもそうなのだろうか。
 ここにいない近侍の姿を思い浮かべては、審神者はぼんやりとそんなことを考えた。
 戦場では一騎当千の兵。近習としても古参の者たちに引けを取らない。生真面目でよく気が付き、なにかと段取りが良い。何事も覚えが早く、応用性も抜群。……


本当に好きだったんです。噓ではありません。(R18|膝丸にフラれたいだけの人生だった)

 極めて平凡な、とくに特筆するところもない本丸だった。
 審神者は若く活力みなぎった二十代、刀剣男士との関係性も良好。戦績もそこそこで今後の伸びしろが十分に期待され、それこそ本丸の中は瑞々しい希望でみちあふれんばかりだった。……

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三日月宗近×女審神者

 

この下郎が!(ってcv.矢島〇子さんの美少女から罵られる三日月が書きたかっただけの話)

 彼女の背後で、音を立てて牢獄の扉が閉まる。
 ハッと振り返るのと同時に、錠のかかる絶望的な音が。束になった鍵を手にするのは、今ここに、審神者を連れてきた三日月宗近だった。
「っ……どういうことです、三日月!」
 鉄格子に手をかけ、審神者が声を上げる。……


おや? 三日月宗近の様子が(よくある話)

まさか三日月宗近だなんて、思いもよらなかった。

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大包平×女審神者

 

デート(入念に下調べする大包平)

「頼もう」
 これから道場破りでもするような挨拶とともに現れたのは、大包平であった。
 審神者は端末をいじっていた手を休めて、長身の男を見上げる。
 大包平は大荷物を抱えている。雑誌だの地図だの鉛筆だの、とにかくいろんなものをその逞しい腕に抱えていた。……

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包丁藤四郎+女審神者

 

審神者は包丁藤四郎が大好きである(そのまま)

 俺の贔屓目も多少あるかもしれないが、主は良い審神者だと思う。主としてもまた、同様に。
 元々は普通に世俗で暮らしていた「普通」の人間で、しかもまだ若いから、審神者として・主として・指揮官として……未熟な部分もある。
 時に、どうしてそれくらいも分からないのか、とか、何故それくらい出来ないんだ、と思うこともあるが、戦や政治以外での俺たちがそうであるように、急度それはお互い様なんだろう。……


包丁藤四郎も(実は)主が(思っている以上に)好きである

 なりは小さくとも、その武勇はなりの大きな刀剣男士に一歩も引けを取らない。
 むしろハートの強さは本丸一。
 戦場では不利とされるその小ささを、補って余りあるその猛々しさと明確な強さに、当初審神者は息をのむばかりだった。
 あんな小さな子どもたちを、果たして戦場に送り出してよいものか。……

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長曽祢虎徹×女審神者

 

長曽祢虎徹は朴念仁(タイトル通り)

 長曽祢虎徹というのは、大体が見た目通りの刀剣男士であった。
 曰く、いろんな意味で「男らしい」ということ。裏を返せば、女心の機微には激しく疎いということでもあった。
 審神者は彼のそういうところも含めて好んでいたが、時に、その女心への無理解さが激しく彼女を苛立たせ、激怒させることもしばしば。……

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歌仙兼定×女審神者

 

名前のない怪物(R18|勝手なことをしようとするとこうなる)

 見下ろす視線の先、僕の主はよく眠っていた。
 寝息は深く遅く、寝返ることもなければ身じろぎもしない。深すぎるほど深い眠りに落ちた様は、まるで死人のよう。
 否、本物の死人とは僕の知る限りで、こんなに血色も肌つやも良くなければ、形相だって凄まじいものだけれど。……

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加州清光×女審神者

 

どっちも、馬鹿(R18|最終的にラブラブ)

 夜半過ぎ、突然の来訪者のために審神者は目を覚ますこととなった。うすぼんやりと目を開けると、薄暗がりの中に赤い双眸が見えて、ああ、加州が帰って来たのだなと審神者は悟る。それと同時に不快なにおいが鼻を掠めて、とろとろとした微睡から一瞬で覚醒を余儀なくされた。……

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蜂須賀虎徹×女審神者

 

ゆめまぼろしのごとくなり(R18|蜂須賀には幸せになってほしい)

 就任三周年を迎える数日前、私は初期刀の蜂須賀と一緒に古美術商を訪ねた。
 用向きは、お守り刀を手に入れること。
 三年間無事にやってこられたことへのご褒美と、これからも健やかに役目を果たせるようにという願いを込めて。元々お守り刀が欲しいという気持ちがあったから、半分以上は自分へのご褒美という意味合いが強かったけれど。……

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蜻蛉切×女審神者

 

寒い日(とんぼさん、割とこういうところありそう)

「冬は嫌い」
 寒いのが苦手なのだと彼の主は言う。
 蜻蛉切は寒そうに背を丸める主の姿を見つめて、そうですかと短く答えた。……

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へし切長谷部×女審神者

 

※解釈違いすぎて辛いのでパスワード保護。閲覧の際はパスワードを入力してください。
ヒント:『久能山御宮御宝物目録』における三池御刀について、社伝では家康の臨終に際してどのような目的で久能山に収めるよう命じたと記載してあるでしょうか。同書文中から引用した○○の○○が答えです。
日本語の文字列をコピペ→貼り付けで入力してください。デフォルトだと英数字しか入力できないようなので。
どうしても分からない場合は、DMからお問い合わせください(DM解放してます)。なんとしてもT野のへしさにが読みたいんだ!!! という強い熱意が伝わればすぐにお教えします。

ヒメゴト(現パロ。長谷部さんとENKO)
へしきり長谷部は一途である(微ホラー)
雨降って地固まる(モブレからの闇落ち)
DOGS 12(現パロ。長谷部先生と)
gift(ソロプレイ)
saver(へし→さにかつ燭へし描写あり地獄の小説)
契り給へ 上(地獄にも救いはあった)

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堀川国広×女審神者

 

勝者は堀川! 敗者は審神者!(R18|うわ堀川っょぃ)

 堀川国広は私にとって、控えめに言っても初期刀や初鍛刀の刀剣以上に「なくてはならない」存在であった。
 近侍をやらせれば、仕事捌きも気遣いも百点満点、内向きのこともそつなくこなす。
 当然のように戦場での働きもすさまじいもので、太刀や大太刀のような派手さはないながらも、……

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三池刀×女審神者

 

めくるめく夜


からだから始まる恋……こ……い……? 霊力供給セッしなければならなくなった審神者は、意を決して思い人へお相手を打診するが――。根暗だが意外と嫉妬深い光世と、棚ぼたはありがたく頂くソハヤ。大事なことはただひとつ、レターボックスは必ず確認しよう。
12

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ソハヤノツルキ×女審神者×山鳥毛

 

ハッピーエンドメーカー

 好きなところを挙げるようにいわれたら、いくつだって口にすることができた。
 快活に笑うところ、笑う声、笑うとちょっとだけ幼く見える顔。鋭さの中に利発さや優しさが秘められた目元――。少し広めの薄い唇も、それが大口を開けて笑うところも。逆に鋭い声で檄を飛ばすところも、全部好きだった。
 手はしなやかに見えるのに、肩を叩かれるとずっしり重く頼もしい。……

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人魚シリーズ

 

人魚の肉は不老長寿の妙薬――。本丸くらいの不思議空間なら、人魚の肉くらい調達できそうじゃない? というご都合主義と、純然たる趣味の産物。アンデルセンの人魚姫も好きだけれど、一番好きなのは日本古来の「怖い」人魚です。はじめて人魚を怖いと思ったのは、映画「陰陽師」(2001)の人魚の描写がキモコワかったから。リスペクトは高橋留美子先生の「人魚シリーズ」。

君に捧ぐ永遠(髭切|髭切は今の主を気に入っている)

 夜の明けるのが早い夏場は、定刻よりも目覚めるのが早い。
 その日に限って、審神者はいつもと違うことをしてみようと思い立った。布団をあげ、顔を洗って着がえ、外にでる。早朝のさわやかな空気の中、散歩にくりだしてみることにした。……


めしませ(物吉|物吉君は主様が大好き)

「主様、お食事をお持ちいたしました」
 爽やかな声とともに現れた、爽やかな配色。本日の近侍は物吉貞宗だった。
 彼はにこやかに、しかしテキパキと動いてあっという間に食事の用意を整えてしまう。……

海から来るもの(にっかり|研修先で)

 生臭くてぬるい潮風の、不快なことといったら。
 輪をかけて不快指数を上げるのが、この蒸し暑さ。昼間の熱をたっぷり吸い込んだアスファルトは、陽が落ちたあとも冷えることがなかった。
 びゅうびゅうと風は吹いているが、それは不愉快なだけで、歩けば汗ばむ。たった数百メートルの距離とは言え、タクシーを使わなかったことを審神者は後悔した。……

きっと愛でしょう(南海先生|先生絶対実験とか好きだし)

 ――近頃、体調がすぐれない。
 といって、すぐれないのは一日二日のことだから、日ごろの不摂生が祟ったのだろうと深く気にもとめず、さりとて、生活習慣を改めることもなく過ごしていた。
 もともと、風邪一つ引かない健康優良児というわけではなかった。……

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ことりと!

 

現パロ。山鳥毛にパパの夢を見た――。ヤのつく自由業な山鳥毛と怖い仲間たち、娘ことりと愉快な仲間たち。オリジナル要素激つよ、現実とファンタジーの一番いいところだけかき集めたご都合主義シリーズ。野暮なつっこみは没問題。
イツメンは山鳥毛、南泉、大般若、小豆、燭台切、堀川、和泉守。江は親戚枠。源氏兄弟や明石、肥前、陸奥守あたりの設定も練ってますいつか登場させる。


幼少期:ことりと! 1ことりといとこ!|……
高校生:ことりと堀川!ことりと三池!ことりとソハヤ!ことりと燭台切!ことりと三池とファザコンGPSあるいは魔法使いというなるもの明石先生の夏祭りことりとにゃんせん!|……

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女体化作品

 

髭切♀ちゃんと愛ある日々


※現パロR18。ゴリラ系審神者と突如現れた美女・髭切ちゃんの百合。クレイジーサイコシスコン弟膝丸、軟派な凄腕医師大般若先生、Youtuber兼戦う薬剤師和泉守、Youtube編集担当兼審神者の元カレ堀川などなど、いかれたメンバーでお送りする。


123(つづく)


 

姉者とばぶばぶプレイがしたいだけの人生だった(R18|髭切♀)

 いやなことがあっても、つらいことがあっても、髭切に抱っこされてよしよしされると、大抵のことはどうでもよくなる。我慢できないほど辛いことがあっても、理不尽がすぎて泣きたくなっても、髭切のおっぱいに顔を押し付けて柔らかさを堪能すれば、たちどころにご機嫌になれるのだ。……


ぱんつのむこうは十万億土(R18|髭切♀)

 ある日目が覚めたら、髭切は女の体になっていたのだという。背丈も横幅も小さくなり、細身ながらしっかりとついていた筋肉の代わりに、胸や尻・太ももなどの脂肪組織が増え――控えめに言っても柔らかく抱き心地の良い体つきになった。柔らかく抱き心地の良い、などという凡百陳腐の言葉では言い表せない。……

いやされたい(燭台切♀)

「はークソほんとクソ。この世はクソ。クソクソのクソ。うんこofうんこ」
 虚空を見つめながら低俗な暴言を吐いたところ、ちょっと、とたしなめるような声が飛んできた。
「女の子がうんことかクソとか言っちゃだめだよ」
 燭台切の小言は、ジェンダーとかいうものを一切考慮せぬ言葉である。……

 

突如女体化する刀剣男士がいる本丸


なぜか刀剣男士が女体化し、実はソッチもイケる審神者を狂わせる――。巨乳美女にワイワイ取り合われる夢が見たかった。


三日月


羞月閉花

「我が主殿は随分お疲れのようだ」
 疲れ切った体に三日月の涼やかな声が染み渡る。半ば朦朧としながら近寄ると、おいでと言わんばかりに彼はもろ手を広げた。
 彼。否、体は女であるから彼女というべきか。
 しかし本来刀剣男士三日月宗近は、男性の表現型を取っているものだ。一体どっちが正しいのか。……

 

どっちもどっち

 なんの前触れもなく、三日月宗近は女になった。
 言葉を交わすに中身は以前と変わりないようだが、外見はどこからどう見ても女だった。それも、ちょっと見かけないような――まさしく傾城というたとえこそしっくりくる、美貌の女。
 同じ女の私とて、初見の時には息をのんだ。こんなに美しい女がいるのか、と惚けてしまったほどだった。……

 

鶯丸


芽生え

 今度は鶯丸だった。
 寒い冬の早朝、目覚めていたもののなかなか布団から抜け出せず、時間を浪費していた。耳鳴りがするほどの朝の静寂の中、ひたひたと静かな足音が近づいてくる。近侍か。そろそろ起きようかと思っていると、聞いたことのない声に呼ばれた。
「主。鶯丸だ」……


髭切


花散らし

「主」
 呼ばれて振り向くと、すぐ目の前に髭切の顔が見えた。いつの間に近づいてきたんだと疑問に思う間もなく、後ろに強く押されて体の均衡を崩す。髭切に押し倒されている、と知ったのは数瞬後のことだった。――確か今、彼は女の身であるはず。それなのに膂力は豊かであった。
「頭を打った。背中が痛い。一体何?」……

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分類なし

雨雲と出られない部屋(R18|その名の通り)

 はじめに、審神者と五月雨江が執務室で戯れていた。
 別に、ただただ理由もなく戯れているわけではない。戯れ、それ自体が五月雨の働きに対する褒美であった。
 少し前のこと。五月雨が気の利いたことをして、審神者がご満悦になった。「褒美をとらす」と言われた彼は、こうべを垂れて物言わずせがむ。一体何事かと審神者はきょとんとしたが、無言の五月雨を見ているうちに、尻尾をはちきれんばかりに振る姿が幻視され――その願いの本質を知るところとなった。……


破壊力抜群! 豊前くん(『恋する偶像崇拝者』シリーズの設定|豊前江は破壊力がすごい)

 出陣していた第二部隊が帰城すると、ただちに手入れが行われた。
 部隊員の損耗は悪くて中程度、他は軽傷者ばかりと聞く。――大慌てで手入部屋に走った審神者の背中を見送りながら、大袈裟だなぁなどと村雲江は思っていた。
 部隊長というものは、自身の損耗が少なければ、帰城後はまっさきに主へ報告に向かう。村雲は教育係の桑名からそのような教えを受けたから、そういうものだと認識していた。……


本丸怪奇譚『巨頭オ』(2chの名作洒落怖作品:巨頭オが好きすぎて書いてしまったお話。巨頭オが本丸にやってきたハートフルストーリー)

 審神者をやっていた中でも、特に忘れられない話をひとつ紹介したいと思う。任務にまつわる話ではない、本丸で生活している中で体験したことだ。
 時期的には、本丸に入って五年以上経過してからのこと。そのころになると、仕事にも本丸での生活にも慣れ、行動範囲が広がっていたため、万屋だけでなく近隣の山野にも繰り出すことがあった。勿論ひとりで行く自信はなかったから、必ず刀剣男士の誰かを伴っていたが。……

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サイバースペース本丸

審神者の人員確保のため、時の政府は2200年代の審神者の祖先にまで遡って審神者のスカウトを始めた――。
脳に特殊なマイクロマシンを埋め込まれ、サイバースペース上にアクセス可能となった21世紀人が、仕事の合間に審神者業にいそしむハートフル社畜コメディ。

 

徹夜明け、推しが増える(明石、小竜)

 ありていにいえば徹夜明けだった。果てしなく疲れている。
 眠気も少し前まで感じていたが、今となってはただただ濃厚な眼精疲労となり、目や肩に鈍く重くのしかかるだけ。さっさとシャワーでも浴びて眠ればいいものの、一度座り込んでしまうと根が生えたように、再び動き出すことがひどく難しかった。……

 


暑気払い(W山姥切、明石、亀甲)

 その日本丸では、三日間にわたる暑気払いの最終日を迎えていた。
 余談ながら――。なぜ暑気払いを三日間も行うかといえば、各人のスケジュール調整のために他ならない。日付を一日だけに限定してしまうと、出陣や遠征等で参加できない者が出てくるため、全員参加できるようにという配慮の賜物だった。……

 

たまには優しくされたっていいじゃない(姫鶴、村正、村雲)

 執務室の作業机には、気迫に満ちた表情で仕事にうちこむ審神者の姿がある。彼女が本丸不在のあいだ、たまりにたまった書類の確認と、新たな書類の作成のため、鬼気迫る形相で仕事に追われていたのである。
 仕事開始から一時間弱――鬼神さえ宿る勢いだったキーボードのタイプ音が、ぱったりとやんだ。……

 

二大巨頭オ(村雲、村正)

 審神者が最も信頼している刀剣男士は誰か。
 答えは簡単で、モグリでもなければ新刃でさえも陸奥守吉行だと答えるだろう。理由は単純明快であり、彼が審神者の初期刀だから、ただそれだけだった。
 されど単純と侮るなかれ。ただそれしきの理由で、初期刀に多大な信頼を寄せる審神者は少なくないのである。……

 

村雲江が陰で「最強」って言われる理由(村雲with歌仙、松井)

 兼業審神者の本丸時間は、基本的に忙しい。
 なぜなら、審神者を本業として行う者に比べて本丸への滞在時間が短いため、その短い時間の中で、審神者業をすべてこなしてしまわなければならないからだ。
 とはいえ、右も左も分からなかった最初の頃からすると、近頃は随分とやりやすくなった。それもこれも優秀な側近たちのおかげであり、……

 

はじまりのはなし(村雲|第一話的な内容です)

「主ってさ、何者なの?」
 ストレートな問いを投げかけたのは、村雲江である。
 何者か。――それはきっと人類の誰しもが、死ぬまで問い続け悩み苦しみ、きっと死に至るその刹那にしか答えの分からぬ問いであろう。
 ひどく哲学的なあるいは不躾な問いかけに、審神者はゆっくりと眉根を寄せて、困惑の極みといった顔つきになった。……

 

主、腹筋が好きなんだって(村雲、五月雨、髭切|神は言った、転売ヤー死すべしと)

 執務室前の廊下に、審神者はいた。
 跪いて両手を組んで胸の高さに掲げ、目を閉じて一心不乱に――祈りをささげている。
 かれこれもう十分以上そうしていた。
 神の存在を全身で肯定し、敬虔なほどの信仰心からささげられた祈りがいったいどういうものであるのか……

 

爆弾発言(明石、和泉守、堀川、宗三|誰も予想だにしない)

「さっぱりわからん……」
 抜き差しならないような深刻な声を聞いて、明石国行は作業の手を休めた。ちらりと執務机のほうを見ると、そこには天を仰ぎ目をつむった主の姿がある。
「どないしはったんです?」
 なにか仕事で問題でも発生したのか。審神者業に関してのトラブルならば自分になにかできるとも思えなかったが、……

 

突撃! お宅訪問(村正、村雲)

 審神者の寵愛をほしいままとする本丸二大巨頭、千子村正と村雲江。
 誰が呼んだか村村(※ムラムラではない)コンビは、この度ふたりきりの現代遠征に出向いていた。
 時は二十一世紀初頭、場所は日本国某所。生身の主が今現在生存している時空に、二口は言葉にはせずとも並々ならぬ関心を寄せていた。……

 

エンディングは突然に 前編後編お礼参り

 執務室で仕事を片付けていたときのことだった。
 千子村正は戦装束を時もせぬまま、遠征帰りから直で執務室にやってきて、審神者の顔を見るなり開口一番こう言った。
「主、ワタシになにか言うべきことはありませんか?」
 審神者にしてみれば、まったく意味が分からない。……

 

本丸のおしごと はじめに掲示板喫煙所|畑当番|制服|道場|装備|

 習慣とは非常に恐ろしいものだ――。起き抜けにそう痛感したのは、目覚ましのアラームが鳴る前に目が覚めたから。
 手を伸ばしてスマートフォンで時刻を確認――しようとして、そんなものはないのだということに思い至る。代わりに、本丸内で使用する携帯端末を手に取ると、画面には定刻のきっかり五分前の時刻が表示されていた。

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審神者候補生学校物語

フィジカルゴリラの剣菱候補生と、学科トップのちびっこ鈴蘭候補生。凸凹コンビが繰り広げるハートフルな士官学校物語。
オリジナル設定を考えるのは楽しい。そんなことは分かっていたことだ!

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