03:本丸、始動
しばらくの待機期間を経たのち、いよいよその時がやってきた。 たまりにたまった資源を、審神者は腕組して見下ろし、満足げにうなずく。――これまで長かった。 こんのすけに「鍛刀されないのですか?」とか「出陣は?」などとせっつかれ、挙句の果てには…
文章 櫛と紅 長編・連載むつさに
02:審神者と初期刀、準備期間
執務室に呼び出された陸奥守は、物珍しそう室内を見回しながら、すすめられるままに着座した。「ここだけ洋間のようになっとるんじゃのー」 どこか楽しげに一人がけソファに座った陸奥守をよそに、審神者はどこか緊張した面持ちで、その向かい側に腰を落ち…
文章 櫛と紅 長編・連載むつさに
01:審神者と初期刀
役人の伝手を頼って弟子入りした本丸で、熱血スパルタ師匠にみっちりとしごかれること三年。「あんたはこの、、アタシ直々の――それも数少ない弟子のひとりなんだからね。幹部候補生学校(おんしつ)でぬるま湯につかっていた連中どもとは、鍛え方が違うん…
文章 櫛と紅 長編・連載むつさに
00:はじまり
いつの世にも、どこの世界にも。無責任な親というのは存在する。 この場合彼女の両親――特に母親がそうで。当初の取り決めでは双子の姉は父が、妹は母が引き取って養育することになっていたのだが、「子どもっていろいろ大変なんでしょ? やっぱりわたし…
文章 櫛と紅 長編・連載
福さにの0721
福さに、0721ネタ。駄犬でど変態の福ちゃんです。
文章 短編小説
百夜通いに足りぬ
髭切×女審神者|夢の中に出てくる不気味な髭切が書きたかった。
文章 短編小説怪談,髭さに,髭切
Catch me,if you wanna.
失恋した審神者が好きを見せたら、うまいことばくっと行きそうな長義なんですが、たぶん童貞ゆえに最後の最後で詰めが甘くて好きな子を泣かせちゃいそうな予感。
catch me,if you wanna. 文章 長編・連載山姥切長義,長義さに
【仮題】空洞です
福さに|友人と話してたんです。福ちゃんってなんか人には言い難いやっかいなヘキがありそうだよねって。あの見た目であの声で、実は……ってもうヘキでしかない。
文章 短編小説福さに,福島光忠
出会って二秒でプロポーズ
村さに、現パロ|JBF2024にてコピー本で出した作品です。いろいろ濃い
文章 短編小説千子村正,村さに,現パロ
バレンタイン
柄にもないことをしようと思ったのは、どうしようもなく浮かれていたから、なんだと思う。 どうしようもなく浮かれて、頭がくるくるぱーになって、脳みそがとろけて、お花畑になって、そういうわけでいそいそとお菓子作りをしてみようと思い立ったのが、十…
そんな都合のいいものはない 文章山姥切長義,長義さに
そんな都合のいいものはない
審神者に婉曲に「死にたい」って言われたらこういうことしそうだな、って思ったのがなぜだか長義だったんです。なんというか、初見のときからなぜか審神者のこと好きな長義は想像しやすかった。なぜだろう。
そんな都合のいいものはない 文章 長編・連載山姥切長義,長義さに